●JWLマークについて
国土交通省通達「乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準」により国内で販売されるアルミホイールにはJWL(JWL-T)マークを表示することが義務づけられています。(JWLとはJapanLight Alloy Wheelの略)。JWL(JWL-T)基準の内容は下表に示す通りですが、耐衝撃強度や耐疲労強度の確認を主体とした品質基準です。この品質基準に合格したものだけにJWL(JWL-T)マークを表示することが許されます。
●VIAマークについて
JWL(JWL-T)マークの表示は、自社認定制となっていますが、これに対し、第三者公的機関の「自動車用軽合金製ホイール試験協議会」が「日本車輌検査協会」にテストを委託し、これに合格したものにVIA(Vehicle Inspection Association=「車輌検査協会」の意)マークをつけ、品質基準に対する合格品であることを明示しています。
ホイールの表示は、下記等に区分されます。
名称 | 乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準 (1973年12月〜) |
トラック及びバス用軽合金製ディスクホイールの技術基準 (1980年9月〜) |
品質検査合格マーク (1978年7月〜) |
---|---|---|---|
マーク | JWL |
JWL-T |
VIA |
説明 | この基準は乗用車(乗用定員11人以上の自動車、二輪車自動車及び側車付二輪自動車を除く)用軽合金ホイールに適用されている安全基準です。この技術基準に定められた試験を製造者自らの責任において行い、適合したものについては、JWLのマークが表示されます。 | この基準はトラック・バス用軽合金ホイールに適合されている安全基準です。この技術基準に定められた試験を製造者自らの責任において行い、適合したものについては、JWL-Tのマークが表示されます。 | JWL・JWL-T基準に定める適合商品であるか否かを第三者公的機関の「自動車用軽合金製ホイール試験協議会」が確認するもので、JWL・JWL-T基準による厳格な品質・強度再確認試験に合格したものについては、VIA登録No.が与えられマークの表示がされます。 |
管轄省庁 | 国土交通省 | 経済産業省 | |
直接担当の 機関名 |
なし(自社認定) | 自動車用軽合金製ホイール試験協議会 | |
車検時の 合否 |
ホイール現品にJWL(JWL-T)表示がないと不合格 | VIA表示はなくても可 |
上図は、保安基準の第18条、車わくおよび車体でタイヤに関する自動車検査業務等実施要項の判定基準です。
タイヤに関する点検・交換はAMS(アムス)の看板の整備工場へお気軽にお申し付け下さい。
掲載日:2004.5.18