H.I.D(High Intensity Discharge)高輝度放電灯の意味。カーメーカーによってはキセノンとか呼んでいる所もあるが同じ光源です。
高輝度放電灯はHIDランプとも呼ばれ、高圧ナトリュウム灯、メタルハライドランプ(マルチハロゲン灯)、水銀灯を総称したものです。大型でランプ効率が高く明るい光源、しかも長寿命で経済的にすぐれた光源として大規模空間の大きな明るさが求められる場所で広く使われます。さらに高効率・高演色でコンパクトサイズも登場し、室内照明としても注目されています。
高輝度放電灯は、効率が高く明るい光源として知られています。なかでも効率が一番高いのは高圧ナトリウム灯で、次いでメタルハライドランプ、水銀灯の順になります。
高圧ナトリウム灯・水銀灯の定格寿命は12,000時間と長く、メタルハライドランプはそれに比べてやや短くなります。
点灯中の明るさ(光束)低下の割合は、高圧ナトリウム灯が一番小さく、続いて水銀灯、メタルハライドランプの順になります。
高輝度放電灯は蛍光灯に比べて、周囲温度の変化による明るさの影響はありません。点灯については温度が低くなると、水銀灯・メタルハライドランプはやや点灯しにくくなります。
電源スイッチを入れてから明るさが安定するまで、約2〜20分ほどかかります。また、消灯後すぐに電源スイッチを入れてから再び点灯するまでに、1〜10分程度必要です。
高圧ナトリウム灯と水銀灯(調光用)の中には、調光用安定器を使って約50%の明るさで調光点灯できるものがあります。メタルハライドランプの場合、金属蒸気の蒸発温度が高いため、出力を下げて調光することはできません。
高圧ナトリウム灯と水銀灯は、点灯方向は任意です。メタルハライドランプには、点灯方向を指定してあるものがあり、点灯角度により光束が多少変化します。
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