総務省は自動車向けの高性能な衝突防止レーダーを実現するため、新たな周波数帯を開放する。高性能レーダーは自動車同士の衝突事故だけでなく、人や自転車の飛び出しにも対応でき、年間90万件以上起きている人身事故の軽減にもつながると期待される。年内にも自動車や通信機器メーカーが車載用の高性能レーダーを実用化できる体制が整う見通しだ。現在、高級車を中心に使われている衝突防止レーダーは60ギガ(ギガは10億)―61ギガヘルツの帯域の電波を使って、40―50メートル先のものを検知している。ただ、十数メートル程度の大きな物しか検知できず、車間距離の計測などに限られている。
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