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セルフ給油に関する注意事項

ドライバーが自ら給油を行うセルフサービス方式の給油取扱所(セルフスタンド)の設置が、平成10年4月から認められました。これにより、今まで以上に私たちの生活の中で危険物と接する機会が増加することが予想されます。

自動車等への給油に使われるガソリンは、気温が−40℃でも爆発性の混合気を形成する物質ですので、直接点火しなくても、ガソリンから離れた思わぬところの火源(ライター等の裸火に限らず、静電気、衝撃の火花なども火源となることがあります。)によって引火する可能性があります。

セルフスタンドには各種の安全装置が設けられ、監視者による安全確認も行われますが、安全に給油を行っていただくため、ドライバーの方々には、次の事項に十分留意していただく必要があります。


1 セルフ給油は専用設備を備えたスタンドで!

(1) セルフスタンドには、進入口等の見やすい箇所に「セルフ」又は「セルフサービス」等の表示がされています。

(2) セルフスタンドには、セルフ用の安全装置を備えた固定給油設備が設置されていますが、セルフ用ではない固定給油設備も併せて置かれていることがあります。セルフ用でない固定給油設備ではドライバーが自ら給油することはできません。

(3) セルフスタンドに入ったら、固定給油設備がセルフ用であることを表示で確認の上、固定給油設備等に車をぶつけないように定められた停止位置に停車し、エンジンを停止させて下さい。

いざ、スタンドへ。誘導員はいないので、ガードポールにぶつけないように。定められた位置に停車しよう。

2 ライター、煙草など火気厳禁!

給油の際には、給油口からガソリン蒸気が吹き出します。また、ガソリンが漏えいした場合には、大量のガソリン蒸気が発生します。このため、喫煙や喫煙のためライター(車内のシガーライターを含む。)に火を着けるといったことは絶対禁物です。


3 車の燃料の種類をしっかり把握・確認!

油種の確認をする

(1) 自動車には、ガソリンを燃料とするもののほか、軽油を燃料とするものがあります。ドライバーは自分の給油する自動車の燃料をきちんと把握しておく必要があります。特に、社用車やレンタカーなど、常時使用しないような車を使用する場合は、注意する必要があります。

(2) 給油ホース機器には、給油できる燃料の品目の表示があり、彩色される場合の色は、ハイオクガソリンが黄、レギュラーガソリンが赤、軽油が緑となっています。


4 給油ノズルの適切な取扱いを!

(1) コントロールブースの監視者が安全を確認した後に、給油を開始することができます。

(2) 給油ノズルは給油口の奥まで差し込みます。(ただし、自動二輪車等の場合は奥まで差し込めませんので注意して下さい。)

(3) 給油中はその場を離れないでください。

(4) 自動車の燃料タンクが満たされると、給油は自動的に停止しますので、そこで給油を終了してください。(必要以上に給油しようとするとガソリンが給油口の外にはね出したり、漏えいするおそれがあります。また、自動二輪車等の場合は自動的に停止しない場合がありますので、流量を絞りながら注意して給油しましょう。)

(5) 給油終了後は、給油ノズルを戻すことを忘れないようにしてください。

(6) 給油ノズルの操作方法はセルフスタンドにより異なる場合がありますので、給油を始める前に取り扱い方法をよく確認してください。不明な点があれば、インターホンで監視者に問い合わせて下さい。また、監視者の指示には従って下さい。


5 ガソリンを容器に詰め替えない!

ガソリンを容器に詰め替えることはできません。


掲載日:2004.8.4


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